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苦労はいらない。

この記事は、小さな哲学~雑想の世界 enzianさんの「苦労なんか、買いたくない。」へのTBです。

「苦労なんか、買いたくない」というタイトル、そして「苦労」が人生に及ぼす影響がよきにつけ悪しきにつけ大きいこと、また「苦労」とは「チャレンジの際に出くわす“壁” 」ではないし、「いつも主観的(自分的)なもの」であることなど、おおいに同感です。

特に、「苦労はいつも主観的(自分的)なもの」であることは、重要だと私にも思われます。そうであればこそ「若いときの苦労は買ってでもしろ」という言葉を他人に掛ける(頂戴する)ことに違和感が生じるのでしょう。

この「苦労」のように、自分が思うことと、他人が思うことの間のギャップが問題となることは他にもあると思います。(加害と被害の問題、たとえば「いじめ」などです。)

「苦労」はしないに越したことがない。
それでも、なにがしかの「苦労」は、ムコウから勝手にやってきます。

我が身を振り返ってみると、小中学生のころの方が「苦労」について考えることが多かった気がします。それはいわゆる「苦労」多い境遇だったというわけではなく、子どもの身には、自分の力ではどうにもならないことが身の回りに多いと感じたということです。

また、偉人の伝記シリーズを読みながら、「苦労」で曲がらずに、それを糧としてゆくにはどうしたらいいのかと、よく考えていました。伝記の記述は大体において、「苦労」の宝庫ですから。

長じてからの方が「苦労」についてあまり考えなくなったのは、幸いな生活を送ることができているからでもありましょうし、なによりも、ある程度のことを自分で引き受けてゆこうという気構えができたからだという気がします。
by chinchudo | 2006-08-12 20:55 | ●日記
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