カテゴリ:●絵本紹介( 23 )

「白いねこ」とはなにものか

『100万回生きたねこ』 (佐野洋子氏作)に登場する「ねこ」の、最後の生にかかわってくる「白いねこ」が何者であるかを考えてみたいと思います。

この「白いねこ」は、「ねこ」から何か問いかけられても、「そう。」 とか 「ええ。」 しか言わないねこです。

「白いねこ」は、100万回の生をくりかえしていたときの「ねこ」と、どうやら似ているところがあるようです。

次の表は、作品内から読み取ることができる内容を、「100万回の生」と「一回の生」とで比べたものです。

続きは、ネタバレにつきご注意ください。
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by chinchudo | 2008-08-08 22:31 | ●絵本紹介

e0049945_2226457.jpg 佐野洋子さんの『あのひの音だよ おばあちゃん』は、これまた、「おばあさん」と「ねこ」のお話しです。

なにが「あのひの音」なのかは、読んでのおたのしみ(いつものお決まり!)です。

おばあさん と ふつうのねこ のやりとり、そして、ふつうのねこ と 天才ねこ の対比がとってもおもしろいです。

(初版は1982年、2007年に再版されました。)

  関連絵本 『さかな1ぴきなまのまま』 『だってだってのおばあさん』
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by chinchudo | 2008-03-27 22:21 | ●絵本紹介

e0049945_10165698.jpg好い夢は人に話すな、悪い夢は人に話せ、ときいたことがありますが、正月ですので「初夢」の絵本をご紹介します。

この二冊はどちらも、長崎に伝わる民話「夢見小僧」をもとにしたお話です。

e0049945_10313877.jpgよい初夢を買うから話しなさい、と言われた小僧さんが、それをかたくなに拒否するところから話は始まります。そして展開するストーリーには鬼がでてきたりして、いかにも昔話らしい話だといえるでしょう。

同じ昔話のバリエーションのちがいを比べるのはおもしろいものですね。 …え、それはマニア、ですか?
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by chinchudo | 2008-01-11 08:48 | ●絵本紹介

e0049945_20343743.jpg今日はクリスマス絵本の紹介です♪ 

サンタクロースは公募制だということを、ご存じでしょうか?

佐野洋子氏の 『サンタクロースはおばあさん』 の世界ではそうなのです。しかも、世の中ではサンタクロースは「おじいさん」というのが定番ですが、「おばあさん」がサンタクロースになったというところが佐野さんの絵本らしいところだと思います。わけありの おばあさんサンタはどんな活躍をみせてくれるでしょうか?

この絵本の出版は1988年で、今年2007年に再版されました。ぜひお手に取ってみてください。

そして、2年前にご紹介した絶版書『わたしクリスマスツリー』も、昨年再版されています。こちらもおすすめです。今年もまだ手に入ると思われますので、あわせてどうぞ!
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by chinchudo | 2007-12-01 20:30 | ●絵本紹介

『すてきな三にんぐみ』

e0049945_23341938.jpgトミー=アンゲラー氏作、今江祥智氏訳の 『すてきな三にんぐみ』 です。

「小さな哲学」のenzianさんが 『すてきな三にんぐみ』 で取り上げていたのに刺激を受けて、読み返してみました。

手元になかったので、持ち歩きに便利なミニ版を買ってきました。 『ゆかいな(いつもなぜか間違えてしまう。。) すてきな三にんぐみ』にふさわしくないこの小ささからくる「物足りなさ」が気に入っています^^。

読んで考えているうちに、原文の言い回しが気になる部分がいくつもあって、英語版「The Three Robbers」をぜひとも読みたくなりました。残念なことに絶版で、古本を調べたら、けっこう(゚o゚)!な値段であり、果たせていません。

More  ネタばれ、しかも、おもしろくないので、ご注意っ。
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by chinchudo | 2007-09-02 22:12 | ●絵本紹介

e0049945_0581858.jpg雨の日、ものごいのおじいさんに、自分のかさを差し出す女の子。

しかしそれを、やさしさとかおもいやりと言うのは、違うような気がする。
もっとひりひりするような、切実な感情。
そうするのがよいと頭で考える善意ではなくて、こころの奥からわき上がってきた衝動。

それによって現されたひとつの小さな行為によって、なにかが劇的に変わったりするはずもない。日常のひとこまだ。

けれど、読み手である私のこころは、どこかで何かが変わることを望んでいて、雨の空の下へさまよいだす。
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by chinchudo | 2007-06-24 00:57 | ●絵本紹介

e0049945_21195477.jpgこの「999ひきのきょうだい」たちは、「かえるの子」です。

自分たちが成長するにつれて、生まれた池がせまくなってしまったので、「おひっこし」をしようというわけです。どんなひっこしになるかは実際に読んでお楽しみください^^。

「999ひき」というとえらいたくさんいるわけで、ご想像のとおり、ページの中にわらわらとあふれ出しています。

その様子だけでも笑いを誘いますし、ストーリーも見事な展開です。この本が、読み聞かせで人気があるというのは、とてもうなずけます。

おはなし絵本クラブで一部を読むことができます。
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by chinchudo | 2007-06-10 21:21 | ●絵本紹介

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  なつこはさむがりのゆきだるまに声をかけられました。
  そこで自分の家に連れて帰りますが…。
ゆきだるまは寒いところにいてこそ、少しでも長い時間、ゆきだるまでいられるはずなのに、さむがりだなんて不思議だ、と題名をみた時点で私は思いました。

なつこの家族はとても親切で、「さむいさむい」と言い続けるゆきだるまに対して、あたたかくなるようにあれこれと世話を焼いてくれます。その結果どうなるかは、ご想像のとおりです。

次々と試されるあたたかくなる方法、そのたびに変化するゆきだるま。繰り返しがたのしいお話、と言えると思います。

しかし、よく考えると不思議なのはゆきだるまではなくて、なつこの家族です。どうしてあんなに純粋に、さむがりなゆきだるまをあたたかくしてあげることができるのだろう? 早かれ遅かれ水に還ってゆくならば、そしてどんなにしてもさむさから逃れることができないならば、さむさから逃れては存在できないゆきだるまがさむさから逃れる手伝いをすることは親切なのだろうか。案外複雑なお話です。
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by chinchudo | 2007-01-15 21:16 | ●絵本紹介

『詩人の墓』

詩:谷川俊太郎  絵:太田大八

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詩人の運命を
生きるしかなかった
ひとりの男と
彼を恋したひとりの女

何か言って
詩じゃないことを! (以上、帯より引用)

まだ読んだばかりで、感想が書けません。
言葉がぐるぐる回っているなかを、漂っている時間がすきなのです。

谷川氏の詩も太田氏の絵もたのしめて、おすすめの一冊です。

  リンク: 試し読み(集英社)


追記: 太田氏と谷川氏、お二人の対談集がでました!
    『詩人と絵描き 子ども・絵本・人生をかたる』 講談社
 この本の1章で、『ともだち』(詩:谷川俊太郎・絵:和田誠)の話題が出てきます。 『ともだち』には、「ともだちって いっしょに かえりたくなるひと。」とか「みんながいっちゃったあとも まっててくれるひと」というように心の中で思わず肯いてしまいそうなフレーズが多く出てきます。そのような言葉が、ご自身が子どものときの経験から生まれたのかを尋ねられた谷川氏は、そんなことは思ったことはないけれど、ないことも表現できるのが自分の才能とも言えると言っていて、詩人だなあと思いました。
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by chinchudo | 2006-12-10 16:03 | ●絵本紹介

『かようびのよる』

e0049945_2046464.gif火曜日の夜におこる仰天の出来事とは!?

『かようびのよる』は文章のない絵本です。時の経過をあらわす時刻だけが数カ所 示されます。
特に“かえる”ファンの皆さんには必見です!!


※当ブログを読んでくださった方から、一般に絵本の登場動物として「かえる」は多いのですか?と質問を受けました。数えたことはないですが、少なくないように思います。くま、ねこ、ねずみ、うさぎなどが多い印象を持っています。いかがでしょうか。 
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by chinchudo | 2006-09-10 20:45 | ●絵本紹介
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