2005年 09月 23日
塾でのこと
小学生部と中・高校生部の2コマに分かれていて、各コマ4人の生徒を同時進行でみています。
みていておもしろいのは小学生部です。中学受験をめざしていて難問もどんどん解ける子もいるし、勉強の習慣をこれから身に付ける子もいます。学年もばらばらで、それぞれのレベルにあった問題集を進めています。その答え合わせをし、解き方のアドバイスをしたり、いっしょに考えたりします。小学生がおもしろいのは、理解できると楽しそうにするし、わからないときはつまらなそうにするところです。なんとかわかってもらいたいと思って、あれこれ言いかえては説明し、試行錯誤しています。
なかには、椅子に座ると軟体動物みたいにふにゃんとする子がいます。背筋が伸びないし、頭の重さが首で支えられないふうで肘をついて寄りかかってしまう。それを目にしながら考える。姿勢と勉強のできは関係あるかな、ないかな、あるよね。まずは姿勢を直さないといけない。「頭あげてまっすぐになってごらん。そうそう。そういう姿勢の方がいい答えがうかぶよ。」と言ってみる。
ときには眠くて仕方がない子もいる。塾に来て寝ているのでは力にならないし、実に困る。それに周りの子への影響も気になる。それにしても今にも眠りそうな目だ。どうしようかと迷って決断する。「眠くて、問題読めないよね。わかった。今から5分寝なさい。5分経ったら起こすから。」少し安心したような表情をしてその子は顔を伏せる。他の子の相手をしながら、これでよいのかと自問の5分をすごす。
ホントいつもスリリングです。
by chinchudo
| 2005-09-23 11:45
| ●日記