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「道」

人虎窟 於菟さまの断を下すへのTBです。

  「なかなか論文を書けない若者」の諸君、諸君も「まず断を下すこと」です。

あいた(痛)ぁ、そこに来るんだ、と思いました。

ところで、
松下幸之助氏の言う「断を下さないことが、自他共に好ましくないことだけは明らかである。」の意味を少し考えようと思います。
ここで「自他」というのは文章の流れから、組織のトップである「自」とその組織の構成員である「他」のことと思われます。「自」が断を下さないことで、組織全体が立ち往生してしまうことを好ましくない言っています。
では「好ましくない」のはなぜなのか。ここに、文章上に書かれていないことが読めそうな気がします。一つは、トップに立つ者の責任は、断を下すことであるということです。もう一つは、断を下すことを先送りにする間に、周囲の状況が刻々と変化してゆくということです。「神ならぬ身」ではあるけれど、自分の下した決断を負って進もうとしている松下氏の謙虚であるけれど強い意志が感じられるように思います。
これを組織ではなくて、一人の人生における「断を下す」場に置き換えてみても、同じように考えられるのではないでしょうか。
松下氏が「ひとすじの道をひとすじに」歩むことも、「東と西に」「北と南に」「わかれた道をさぐりさぐり歩む」ことも容易ではないと言っているので、「道」つながりの言葉を紹介します。


  「道」  一休宗純

  この道を往けば、どうなるものか。危ぶむなかれ。

  危ぶめば、道はなし。

  踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。

  迷わず往けよ。往けばわかる。   
by chinchudo | 2005-11-17 14:05 | ●日記
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