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『就職迷子の若者たち』

この本のタイトル 『就職迷子の若者たち』 を見て最初に想像した内容は、若者の就職状況を社会現象として考察するようなものでした。しかし、違いました。

ずばり 「就職活動とは何か」 というタイトルがふさわしいと言えます。キャリアカウンセラー小島貴子氏が、これから学校を出て就職する人たち(とその親)にむけて書いています。

目次はこのようになっています。
  第1章 仕事探し どこから手をつけたらいい?
  第2章 働き続けるために必要なこと
  第3章 こうすればうまくいく“就活”

実際の相談をもとにした例を挙げながら、どんな筋道で就職を考えてゆけばよいかをガイドしてくれています。読みながら自然と、自分ならどうだろうかと身に引きよせることができるでしょう。「興味をどのように就職につなげるか」、「好きを仕事にするとはどういうことか」などについて考える方法を知ることができる内容です。

小島氏は、「価値観」を知ることが重要だと言います。 自分が何を大切だと思うか、そして就職先が何に価値をおいているか。両者がうまくマッチングしたときに、力を発揮して働くことができるからです。

就職活動のはじまりから働きはじめるまで、助けになってくれる本だと思います。

  小島貴子さんインタビュー (キャリナビ CARINAVI since1999)


追記: 以前作成した「就職を考えるための20冊+α」に、この本を加えます。
by chinchudo | 2006-10-01 20:26 | ●働くということ
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