2006年 10月 14日
人物描写と血液型
冷蔵庫の開閉やビールの栓を抜く響きに、無骨なO型にはないA型の細やかな挙措を感じた。 森絵都 『永遠の出口』
「自分の血液型、知ってる?」
「うん。」
「学校でさ、お友達と 『血液型相性占い』 の話をすることはあるかな?」
「ううん。」
「例えば、A型の人は細かいことに気がつくとか、O型の人は
大ざっぱな性格だとか、って聞いたことはある?」
「うーん。ない。」
血液型と性格に関係があると俗に言われている、という知識がなければ、問題の答え方がわからないのは当然だなあと、妙に感心しました。
「何型?」と人に聞かれると、子どものころから、「クワガタ」とか「ヤマガタ」とか「ガタガタ」などとテキトーに答えてきた私としては、血液型と性格の傾向について、国語の時間に解説することになろうとは思いもせず、貴重な出来事でした。
by chinchudo
| 2006-10-14 16:04
| ●日記